ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理



ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

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これはすごい
投資をするなら絶対はずせない本。これを読んだらあまり株がこわくなくなった。実際投資を開始することができた。素人がぼろもうけしようと考えるのが間違いということがわかる。

いつも思うのだけど
どうして素人が株式投資なんていういかがわしいものを10年も20年もやらなくちゃいけないんだろう?

そもそもそこが泥沼の始まりなんだと思う。

株なんて適当に買って利益が出たらニヤニヤしてりゃそれでいいんじゃないの?
ポートフォリオだのリスクだの、投資マニアじゃあるまいし、そんなのどうだっていいよ。
何が複利の威力だよ。投資か?投機か?インデックスを上回るパフォーマンス?・・・それがどうしたの?
長期とか短期とか考える必要もない。

素人なんだから勝ち逃げすればいいんだよ。株で飯食ってるわけじゃないんだし、まして、死ぬまで永久に投資で金を増やさないといけない訳でもあるまい。「でも資金効率が、機会損失が、損切りが、ナンピンで、高値だ安値だ云々」とか考えだした時点で負け。

と、そんなことをこの本を読んで思いました。



私自身は本書を投資について学び始めた比較的初期の頃に読んだのだが,直感的に「ここに書かれていることはきっと真実に違いない」と思った。

実際,プロでもない素人が,確率論的に対費用効果で最適解を得ようとすれば,インデックスファンドという選択肢はかなり有効なものであると今も思うし,それは妥当な見解だろう。

ただ悲しい性というか,人間誰しも欲がある以上,あまりに機械的なことだけをし続けるのはしんどいので,どうしても自分の判断というものを投資行動に込めたくはなる。つまりより個別性の高い商品への投資に向かうということだ。

そのときにも一定の比率でインデックスファンドを組み込んでおくのは悪いことではもちろんないし,その効用はあると言えよう。ただし,「つまらない」という部分を享受せねばならないが...。



読んでおくべき1冊だと思います
投資や運用について考えるのであれば読んでおくべき1冊だと思います。

解説も丁寧ですし、世の中に氾濫している情報や発表されている理論、定説とされている法則、などが必ずしも正しいとは限らないということを気づかせてくれます。それはこの著者の言うことにももちろん当てはまるのだと思いますが・・・

著者が関係する会社の宣伝箇所が多少うざったく感じます。この手の本は専門家が書くケースも素人が書くケースもありますが、素人が書いているとその内容事態が疑わしかったりメチャクチャなことを言ってたりしますし、専門家が書いている場合にはその専門家が所属する機関や会社のバイアスがかかってることが多いというのが難点です。

この点を差し引いても読む価値はあると思います。必勝法を知るための本ではなく、世の中のインチキくさい話とかに騙されないための知識を得るための本、だと思います。

株式投資のベスト・ロング・セラー
本書は,「インデックス連動型のファンド」について,企業業績を予測する「ファンダメンタルズ分析」や市場心理を分析する「テクニカル分析」と比較し,その優位性を理論的かつ実証的に解説している株式投資のベスト・ロング・セラーである.

マーケットはランダム・ウォーク(泥酔歩行)するため,動きの予測は不可能.したがって,あれこれ小細工するより,マーケットの総意である「インデックス連動型のファンド」を買い持ちするのがもっとも効率的という(株式投資≒美人投票).

(テクニカル分析では,「山を3回経験すると株価は下落する」などといわれるが,確率過程はマルチンゲール性をもつため過去の情報は役に立たない.効率的な株式市場では,理論的に株価はファンダメンタルズ分析の数値に調整されるが,調整のスピードが速すぎて予測という意味においてはインサイダー情報でもない限り不可能)

(昨今のマーケットは泥酔ならぬ泥睡しちゃったのかしらん)




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